てんかん発作の相談窓口はどこ?

てんかん発作の相談窓口はどこ?

てんかん発作の相談窓口は、発作中なら119番、発作が落ち着いているならかかりつけ医や脳神経内科・脳神経外科・小児科です。初めての発作、発作が長引く場合、意識が戻らない場合は、相談を待たず救急車を呼んでください。

発作中・発作直後は119番に連絡する

次のいずれかに当てはまる場合は、てんかんと診断されているかどうかに関係なく、119番へ連絡します。

  • 発作が5分以上続いている
  • 発作がいったん止まっても、意識が戻る前に繰り返している
  • 呼吸が苦しそう、唇が紫色、意識が戻らない
  • 初めて発作を起こした
  • 発作中に頭を強く打った、やけどをした、水中で発作が起きた
  • 妊娠中、糖尿病などの持病がある

救急車を待つ間は、周囲の硬い物や危険な物を離し、衣服をゆるめます。可能であれば体を横向きにして、発作が始まった時刻と続いた時間を記録してください。

口に物や指を入れたり、無理に押さえつけたり、水や薬を飲ませたりしてはいけません。発作が止まって意識が戻るまでは、食べ物や飲み物を与えないでください。

救急車を呼ぶか迷うときの相談先

救急車が必要か判断に迷う場合は、地域によって救急相談窓口の#7119を利用できます。対応地域や受付時間は自治体によって異なるため、利用できない地域では自治体の救急相談窓口や消防機関に確認します。

ただし、発作が5分以上続いている、呼吸に異常がある、意識が戻らないといった場合は、相談窓口への確認より先に119番へ連絡してください。

発作が落ち着いている場合は医療機関に相談する

発作が止まり、意識や呼吸が普段どおりに戻っている場合でも、初めての発作や原因が分からない発作は医療機関で確認が必要です。まずは、次の診療科や医療機関に相談します。

  • 成人:脳神経内科、脳神経外科、かかりつけ内科
  • 子ども:小児科、小児神経を扱う医療機関
  • すでに診断を受けている人:通院中の主治医

てんかんの専門的な診療を受けたい場合は、地域のてんかん診療拠点機関や、てんかんを専門に診療する医療機関を探します。都道府県の医療機関案内、保健所、かかりつけ医に「てんかんの診療を受けられる医療機関を知りたい」と伝えると、地域の候補を確認できます。

受診時に伝えると役立つ情報

発作の様子は、本人が覚えていないことがあります。可能なら、そばにいた人が次の内容をメモして受診時に伝えます。

  • 発作が始まった日時と、続いた時間
  • 発作の直前にしていたこと
  • 意識があったか、呼びかけに反応したか
  • 手足のどの部分が、どのように動いたか
  • 体が硬くなったか、ガクガクと動いたか
  • 呼吸や顔色の変化があったか
  • 舌をかんだか、尿や便が漏れたか
  • 発作後に眠ったか、混乱したか、普段どおりに戻るまで何分かかったか
  • 服用中の薬、発熱、睡眠不足、飲酒、頭部のけがなど

安全が確保できる場合は、発作の様子を動画で記録すると診断の参考になることがあります。ただし、撮影よりも本人の安全確保と119番への連絡を優先してください。

子どもの発作は小児科や専用の電話相談へ

子どもの発作は、小児科または小児神経を診療する医療機関に相談します。夜間や休日に受診を迷う場合は、地域で利用できるこども医療電話相談(#8000)を確認できます。受付時間や利用方法は地域によって異なります。

発作が長引く、呼吸が苦しそう、意識が戻らない、けがをしている場合は、#8000への相談を待たず119番へ連絡してください。

発作後の生活や薬の相談先

薬の飲み忘れ、眠気などの副作用、運転や仕事、学校生活については、自己判断で薬を中止せず、主治医に相談します。薬を急に中止すると発作が悪化することがあるためです。

医療費や福祉制度、学校や職場への説明に困っている場合は、医療機関の医療ソーシャルワーカー、自治体の障害福祉窓口、保健所などが相談先になります。利用できる制度は、症状、診断書、所得、自治体などによって異なります。

状況別の相談先

状況 最初に連絡する先
発作が5分以上続く、意識や呼吸が戻らない 119番
初めて発作が起きた 症状が続いていれば119番。落ち着いていれば早めに脳神経内科・脳神経外科・小児科
発作が繰り返している、薬を飲んでも発作がある 主治医またはてんかんを診療する医療機関
救急車を呼ぶか迷う 地域で利用できる#7119などの救急相談窓口
子どもの夜間・休日の受診に迷う 地域で利用できる#8000などのこども医療電話相談
医療費や福祉制度を相談したい 医療機関の相談員、自治体の福祉窓口、保健所

てんかん発作の相談先は、緊急度で選びます。発作中の異常は119番、落ち着いた後の診断や治療は医療機関、生活や制度の相談は自治体や医療機関の相談窓口が基本です。最初に、発作が始まった時刻と続いた時間を確認し、危険な症状があれば迷わず119番へ連絡してください。