点頭てんかん(ウェスト症候群)
ここでは、てんかんの種類の1つである、
点頭てんかん、別名ウェスト症候群について紹介します。
点頭てんかんの発症年齢は、
生後4ヶ月から1歳頃の小児だとされています。
症状の方は、急に両手を上に突き上げ、
前屈させるような発作が特徴で、
寝て起きた時や眠たい時に起こるものです。
1回8分から15分の間に、
上記のような症状が1
5回から30回くらい起こるようです。
こういった発作が1日に数回起こるようです。
点頭てんかんは乳児で起こるてんかんの中で、
最も悪質なてんかんと位置づけられていて、
高い確率で、精神運動発達障害を残すようです。
精神運動発達の障害ですが、
今まで出来ていたことが、
できなくなったりすることを指します。
例えば、座ることが出来ていた子が、
点頭てんかんが発症したことにより、
出来なくなったとかですね。。。
先ほど言ったように、点頭てんかんには、
高確率で精神発達障害が見られると書きました。
数字でいうと、90%以上もの数字です。
きついようですが、ほとんどの確率で、
精神発達障害が見られてしまいます。
点頭てんかん自体は、2歳から3歳の間で
消えるようですが、点頭てんかん以外のてんかんへ
移行することが多いとされています。
ここで重要なのは、発作が消えたからと言って、
精神発達障害が消えるとは思わないこと。
知能が良い方向へと向かうとは思わないことなんです。